台湾の大型スーパー・大潤發（RT-MART）の江蘇省蘇州市の店舗で、店員が冷凍食品が並ぶケースに足を突っ込んでいる映像が撮影され、物議を醸している。中国メディアの極目新聞などが15日付で伝えた。

報道によると、問題の映像が撮影されたのは蘇州市昆山市の店舗。映像では、女性店員が冷凍ケースの中に靴のまま足を入れて立ち上がり、粘着テープなどを手にして作業をしている様子が映っている。ケース内には、パッケージに包まれていないむき出しの冷凍食品が並べられており、映像が公開されると「不衛生だ」との非難の声が殺到した。

店側はこの事実を確認した14日夜に、冷凍ケース内の食品をすべて撤去して処分したと説明。「従業員がこのような行為をしたのは初めてで、すでに指導を行った」とした。

中国のネットユーザーからは「気持ち悪い」「何を考えてるんだ」「普通の人はこんなこと考えも及ばない」「この行為が初めてだって誰が言い切れる？」「すべて撤去したというが、撤去してなくても誰も分からない。処分したかどうかなんてもっと分かったもんじゃない」「だから私はこういうパッキングされていない商品は買わないようにしてる」といった声が上がった。

店側はその後、「（女性は）店内の飾りに手が届かなかったので、冷凍ケースに登った。商品は踏んでいない。映像では見えにくいがアクリル板を挟んでいた」「当該従業員は軽ければ書面による警告、重ければ解雇になるだろう」と説明したが、これに対しても「アクリル板があるようには見えない」「アクリル板があったとしてもダメでしょ」「アクリル板があったから大丈夫と説明しておきながら店員を処分するって、矛盾してないか？」といった批判が寄せられている。（翻訳・編集/北田）