北京冬季オリンピック開会式のカウントダウン映像に出演していた男性グループ・時代少年団（TNT）メンバーで俳優のディン・チョンシン（丁程鑫）が、閉会式にも姿を見せたのを目ざといファンが見つけ、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）でも話題になった。

有名人不在とされていた開会式だが、オープニングを飾った二十四節気の映像の一つに、実は人気アイドルのディン・チョンシンがいたことを、制作に関わった映像監督が後日明らかに。「ごめんなさい。有名すぎるからボカすしかなかった。」と謝罪をウェイボーに投稿して注目を浴びた。

20日夜に行われた閉会式でも、大勢の出演者の中にディン・チョンシンの姿があり、白い帽子とグレーのブルゾン姿で跳んだり跳ねたりする様子を目ざといファンが見つけ、その模様がウェイボーでも拡散されている。なお、ディン・チョンシンはもともと閉会式への参加を明らかにしており、在校する映画や演劇専門の名門大学・北京電影学院で行われた学生ボランティアの決起大会では、代表としてスピーチに登場。昨年11月から3カ月にわたり練習を積んだことなどを語っていた。

閉会式についてディン・チョンシンは、同じ時代少年団メンバーのチャン・チェンユエン（張真源）も参加することを明らかにしていたが、こちらも無事にその姿をファンに確認されている。チャン・チェンユエンは同じく北京電影学院と並ぶ演劇の名門大学、中央戯劇学院に在校しており、2人は芸能人ではなく大学生として参加したもの。忙しいアイドル活動と勉強を両立し、オリンピックにも携わった2人には、「とても優秀」「芯のある若者たち」と称賛のコメントが集まっている。（Mathilda）