人民網日本語版 2022年2月23日(水) 21時10分
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北京冬季五輪の閉会式が20日に開催され、会場となった中国国家体育場が再び世界の注目を集めた。
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北京冬季五輪の閉会式が20日に開催され、会場となった中国国家体育場(通称「バードネスト」)が再び世界の注目を集めた。「夏冬五輪開催都市」となった北京の「バードネスト」のような形のこの競技会場で演出されたたくさんの瞬間が人々の記憶に刻まれた。では、ここで紹介している写真のような「バードネスト」を、あなたは見たことがあるだろうか?
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これらは、北京朝陽区に住む何林元(ホー・リンユエン)さん(85)が撮影した写真。何さんは、2008年の北京五輪開催前の2002年から、今年の北京冬季五輪開催時まで、5万枚以上の写真を撮影し、「バードネスト」や 国家スピードスケート館(通称「アイスリボン」)が少しずつ作り上げていかれる様子を記録してきた。
何さんは、「スポーツ、運動が大好きで、大学の運動会では大活躍していた。普段はマラソンや球技観戦が好きで、年を取ったが、体はとても元気」と話す。
2001年7月13日、北京五輪の開催が決まり、気分を高揚させた何さんは、五輪のために何かできればと考えるようになった。そして、五輪のメインスタジアムとなる「バードネスト」が自分が働いている会社のすぐ近くに建設されることを知ると、趣味の写真を活かして、カメラで「バードネスト」の誕生を記録することにしたという。
「会社はビルの高層階にあり、『バードネスト』を一望できるため、絶好の撮影スポットだった。バードネストの基礎作りから、鉄骨の組み立て、そして完成までの6年間、写真を1万枚以上撮影した」と何さん。
2008年の清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日)の頃に、何さんは、もうすぐ完成する「バードネスト」を撮影しようとした時、巣作りをしているカササギを発見。すぐにカメラのシャッターを切り、素敵な瞬間を写真に収めた。
その後、その写真は複数の賞を受賞したという。「五輪の会場を建設する作業員や風景、面白いシーンをたくさん撮影してきた。その全ては僕が記録する五輪の一部」と何さん。
2015年7月31日、北京で2022年冬季五輪が開催されることが決まった。五輪に夢中になっていた何さんは、再びカメラを手にして、冬季五輪の会場が建設される様子を記録することにした。何さんは、「『バードネスト』の近くに『アイスリボン』が建設されることになり、しょっちゅう写真を撮りに行った」と振り返る。
2017年の「アイスリボン」の基礎工事から2020年の完成までに、何さんはさらに1万枚以上の写真を撮影し、建設の全ての過程を記録した。
21年の間に約10台のカメラを使って全部で5万枚以上の写真を撮影した何さんは、独自の方法で「バードネスト」や「アイスリボン」をめぐる思い出を記録し、「今後も写真を撮り続ける」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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