Record China 2014年6月2日(月) 23時20分
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30日、中国メディア・捜狐は、『国家安全青書:中国国家安全研究報告(2014)』を取り上げた書評で、「マンガやアニメを前線へ?文化戦争をしかける日本」と題した記事を掲載した。写真は12年、北京にオープンしたサンリオ社公認のレストラン。
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2014年5月30日、中国メディア・捜狐は、中国の過去1年間の国家安全情勢を分析した『国家安全青書:中国国家安全研究報告(2014)』を取り上げた書評で、「マンガやアニメを前線へ?文化戦争をしかける日本」と題した記事を掲載した。以下はその概要。
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安倍晋三首相は、日本の優れた文化や技術を海外輸出し、国際影響力を拡大する「クールジャパン」戦略の推進に躍起になっている。この戦略は、中国の国家安全に大きな影響を与えるものであり、等閑視はできない。
一歩踏み込んだ経済的効果を追求すること。日本政府が近年力を入れて取り組む「クールジャパン」戦略の重要な動機がそれだ。
韓国の関連戦略が日本に与える示唆は少なくない。韓国ドラマはアジアを席巻し、遠く欧米でも韓国文化の伝播と国家イメージの向上に少なからず貢献してきた。「韓流」の影響により、韓国で反日が最も激しかった時期でさえ、多くの日本人がそれまでと同じように韓国を旅行し、韓国語を学んだ。
「ソフト・パワー」の概念を提唱した米ハーバード大学のジョセフ・ナイ氏は、ソフト・パワーを構成する3つの要素の中で「その国の有する文化」が最も重要だと説いた。つまり、「クールジャパン」戦略の重要な目的は、日本のイメージを確立し、日本の夢をアピールし、海外の特に若者を魅了することなのだ。
日本は近年、普遍的価値を共有できる国家との関係を強化しようという「価値観外交」を積極的に唱えている。日本のマンガやアニメに無我夢中になっている人は、日本の価値観や理念を長期的かつ潜在的に受け入れている。『SLAM DUNK』に描かれた暴力を肯定し、『あすなろ白書』の腹の探り合いに共感し、『新世紀エヴァンゲリオン』の残虐さに感情移入しているのだ。(翻訳・編集/NY)
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