Record China 2022年2月28日(月) 6時10分
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ロシアに軍事侵攻されているウクライナでは、「中国大使はすでに首都キエフから逃げた」とのうわさが発生した。范先栄大使は「同胞のためにキエフに留まっている」と説明する動画を発表した。写真はキエフで撮影。
ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナでは、「中国大使はすでに、首都キエフから逃げた」とのうわさが発生した。范先栄大使は27日までに、「同胞のためにキエフに留まっている」と説明する動画を発表した。
范大使によると、大使館に電話がかかって来て「中国大使はすでに逃げてキエフにいないと聞いたが、本当か?」と尋ねられた。そのため、自分自身がキエフに留まっていると説明する動画を制作した。
范大使によると、身辺の状況が切迫しているのは事実で、警報や爆発音、銃撃音が絶えず聞こえる状況になった。大使館では職員がそのたびに、地下室に避難している。ほとんどの人が経験したことのない事態で、状況はさらに悪化すると予想できる。また、予測不能な変化も多く発生すると考えられる。
范大使はさらに、国が危機的状況に遭遇しているウクライナでは、あせって衝動的になり、他人の反応により敏感になり、通常では考えられない過激な行動に出る人が出現すると指摘。ウクライナにいる中国人には、安全上の危険があることを、必ず知っておいてほしいと訴えた。
また、危険な状況になって、恐れたり心配しているのは誰もが同じで、大使館職員も例外ではないと説明。しかし大使である自分としては、在ウクライナ中国人を必要以上に心配させるわけにはいけないと述べ、とにかく安全確保のための定めを守ってほしいと求めた。
安全確保の具体的な方法としては、「不要な外出はしない」「警報が聞こえた時には最寄りの避難所に逃げる」「室内では窓のそばにいない」「可能な限り照明は使わない」「ウクライナ人同士の争いに加わらない」「好奇心で撮影をしない」「軍事施設や軍事関係者から離れる」などと説明した。
范大使は「中国大使は永遠に、同胞を見放して、自分の安全を先に求めることはしない。それは中国大使の風格でなく、中国共産党員の風格でもない」と述べ、「われわれの後ろには祖国が控えている。大使館はあなたのそばに控えている。これは真実だ。皆が一緒になり共に努力して、目下の一時的な困難に打ち勝とう」と呼びかけた。(翻訳・編集/如月隼人)
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