人民網日本語版 2022年3月1日(火) 21時50分
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運動が体にいいことは誰もが理解しているが、日々の運動の目標さえクリアしていれば、それで問題ないのかというとそういう訳ではない。なぜなら「じっとしていること」が運動効果を大幅に低下させてしまうからだ。
運動が体にいいことは誰もが理解しているが、日々の運動の目標さえクリアしていれば、それで問題ないのかというとそういう訳ではない。なぜなら「じっとしていること」が運動効果を大幅に低下させてしまうからだ。北京市疾病予防コントロールセンターの専門家は、「こまめに動くこととじっとしている時間を減らすことは、どちらも同じくらい重要」と人々に注意を呼びかけている。北京青年報が伝えた。
■万人共通の「運動公式」
成人について、身体的条件が許せば、どのような種類でも運動は行うべきとしている。世界保健機関(WHO)は、「中程度の有酸素運動を週に最低150分から300分間、あるいは高強度の有酸素運動を週に最低75分から150分間、あるいは中強度と高強度の有酸素運動を組み合わせ、同じ時間行うこと」を推奨している。
週に2日以上、あるいは隔日、高強度以上のレジスタンス運動をすると、筋肉が強化され、あらゆる主要な筋肉群を鍛えることができる。
■12時間、運動せず座りっぱなしだと、運動効果は全て消滅
1日24時間のうち、睡眠時間を除くと、私たちには約16時間の活動時間があり、毎日30分間の中程度あるいは高強度の運動を行うとする。そして、残った15時間半の間、リラックスして動かず座って過ごしていると、身体にどんなことが起こるのだろうか?
中程度あるいは高強度の運動によってもたらされる健康効果は、長い間動かない状態による影響を受けることが、研究から判明している。極端な場合、1日のうち座っている時間が11、12時間に及んだ場合、中程度あるいは高強度の運動による健康効果は、弱まるもしくは完全に相殺される恐れもあるという。
このことから北京市疾病予防コントロールセンターの専門家は、「『規則的に運動するかどうか』と『長時間動かず座り続けるかどうか』は、両方とも等しく重要であり、日々の行動プランを練る上で、いずれも検討すべき重要事項である」と市民に注意を呼びかけている。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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