Record China 2022年3月1日(火) 15時20分
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中国外交部の汪文斌報道官は2月28日の定例記者会見で、安倍晋三元首相の台湾問題をめぐる発言についてコメントした。
中国外交部の汪文斌(ワン・ウェンビン)報道官は2月28日の定例記者会見で、安倍晋三元首相がウクライナ情勢を念頭に日本は米国との「核共有」を検討すべきとの考えを示したこと、台湾問題について「米国はあいまい戦略を捨てるべき」と述べたことについて、記者からの質問に回答した。
汪氏は「日本は歴史上、中国に対して侵略戦争を起こし、半世紀にわたって台湾を植民地支配し、筆舌に尽くしがたい罪を犯し、中国人民に対して重大な歴史的罪を背負っている。しかし、日本の政治家は近頃、台湾に関する誤った言論を次々に発表し、自国の『非核三原則』と『核兵器不拡散条約』加盟国の義務に反する妄言を繰り返してさえいる」と指摘。「米国との『核共有』の話題を持ち出したことも、日本国内の軍国主義勢力の危険な動向が暴露された出来事である」とした。
その上で、「台湾は中国の問題であり、日本には関係ない。われわれは、日本が歴史を深く反省し、中日の四つの政治文書の内容を遵守し、台湾問題では言行を慎み、挑発によってトラブルを引き起こすのをやめるよう強く促す」と述べた。
中国のSNS・微博(ウェイボー)上にも、「台湾はずっと中国のものだ!」「祖国が早く統一されますように!」と日本の台湾に対する干渉を非難する声が寄せられた。また、先の北京五輪期間中、日本を表す代表的な花である桜に絡めて日本を好意的に呼称する「小桜花」(桜の花)という言葉が中国国内で広まっていたが、「オリンピック限定の小桜花だった。もうただの小日本(日本の蔑称)に戻ってしまった」とコメントするユーザーもいた。(翻訳・編集/刀禰)
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