2022年3月1日、韓国・マネーSは、文在寅（ムン・ジェイン）大統領が日本政府に向け、「歴史を直視せよ」と厳しく警告したと伝えた。

文大統領は同日、ソウル市内で行なわれた3・1節（独立運動記念日）記念式典で演説し、「日本が先進国としてリーダーシップを持つためには、歴史を直視し、歴史の前で謙虚でなければならない。隣国の国民の傷に共感できたとき、日本は信頼される国になるだろう」と述べた。

また「われわれの先祖は3・1独立運動宣言で『長年の恨み』と『一時的な感情』を乗り越え、東洋の平和に向け共に歩もうと日本に提案した」とし、「困難の多い今、隣国の韓国と日本は『不幸だった過去の歴史』を乗り越え、未来に向けて協力しなければならない」と強調したという。

これに韓国のネットユーザーからは「素晴らしい演説だ」「韓国がこんなにも強い国になれたのは文大統領のおかげ」「国を守ってくれた英雄たちに感謝」など称賛や賛同の声が上がっている。また「歴史を忘れずに生きていこう。どんな理由があれ、日本の軍隊が朝鮮半島に足を踏み入れるようなことがあってはならない」「日本自衛隊の朝鮮半島進入の可能性に言及した尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏（大統領候補）だけは絶対に選んではいけない」と警戒する声も。

一方で「日本にするように中国を批判してみてほしい」「中国や北朝鮮やロシアには何も言わないのに」「今はウクライナ問題のほうが大事だよ」「選挙シーズン限定の反日はもううんざり」などと指摘する声も見られた。（翻訳・編集/堂本）