両会の注目度トップ3は「法に基づく国家統治」、「厳格な党内統治」、「社会保障」―中国

人民網日本語版    2022年3月1日(火) 20時0分

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人民網は1月30日から2月25日にかけて第21回全国両会調査を実施し、延べ562万人以上が参加した。写真は天安門。

人民網は1月30日から2月25日にかけて第21回全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)調査を実施し、延べ562万人以上が参加した。ネットユーザーの投票で注目度の高かったキーワードは、上位3位が「法に基づく国家統治」、「厳格な党内統治」、「社会保障」で、4位から10位が「社会ガバナンス」、「国家安全」、「科学技術革新」、「教育改革」、「農村振興」、「健康中国」、「全過程にわたる人民民主」となった。

■「法に基づく国家統治」が最も注目される

今回の調査でネットユーザーが最も注目していたのはやはり「法に基づく国家統治」で、64.8%を占めた。中央全面依法治国(法に基づく国家統治)委員会は、2021年を全面的な法に基づく国家統治の取り組みを「実行に移す年」と明確に定めていた。この年、訴訟サービスはさらに便利になり、法執行人員の仕事はさらに規範化され、許認可サービスは一層人々に便宜を図るものとなったとの認識で、ネットユーザーは一致している。

■「厳格な党内統治」への関心は冷めず

今年は第18回党大会から10年目になる。習近平氏を核心とする中共中央は全面的に厳格な党内統治を戦略目標「4つの全面」に盛り込み、粘り強く正風粛紀と腐敗対策を続けてきた。今回の調査でも「厳格な党内統治」にネットユーザーの関心が集まった。ネットユーザーが2022年の党風廉政建設(清廉な政治を行う党風確立)と腐敗対策の取り組みに期待するものは何か?今回の調査で最も票を集めたのは「指導幹部の仕事に対する取組み姿勢・態度監督の強化」、「衣料・食品・安全・年金分野の監督の強化」、「紀律・法執行権力運用監督内部統制メカニズムの整備」の3つだった。

■「社会保障」に大きな期待

人々の生活の焦点の1つである「社会保障」は、人民網の全国両会調査ですでに18回、キーワードのトップ10入りを果たしている。今回は322万票を集め、52.1%を占めた。2022年の社会保障政策の重点として、ネットユーザーの関心が最も高いのは「都市・農村部住民基本年金の基準引き上げ」、「企業給料分配制度、給料の合理的増額制度の整備」、「失業保険、労災保険のカバー範囲の拡大」で、引き続き高齢者向け健康サービス、女性の就業における合法的権利・利益の保障、障がい者社会救済保障などの強化を望んでいることが分かった。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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