中国の宇宙ステーションが年内に完成、宇宙飛行士6人が同時滞在へ―中国メディア

人民網日本語版    2022年3月2日(水) 23時40分

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中国有人宇宙飛行宇宙ステーションプロジェクトは2022年、宇宙ステーションの建設段階に入る。写真は中国の宇宙飛行士。

中国航天科技集団が1日に明らかにしたところによると、中国有人宇宙飛行宇宙ステーションプロジェクトは2022年、宇宙ステーションの建設段階に入る。実験モジュールの「問天」と「夢天」、有人宇宙船「神舟」、宇宙貨物船「天舟」などの6回の重要任務を遂行し、宇宙ステーションを全面的に完成させる。科技日報が伝えた。

中国人民政治協商会議全国委員会委員で航天科技集団社長の張忠陽(ジャン・ジョンヤン)氏によると、中国有人宇宙飛行が初となる6つの宇宙船のコンビネーション飛行を実現し、宇宙飛行士の滞在時間が初めて6カ月に達し、初めて2クルー・計6人の宇宙飛行士が同時に軌道上に滞在することになる。

張氏によると、中国の宇宙ステーションキーテクノロジーの検証段階が昨年内にほぼ完了し、5回の打ち上げ任務が無事に成功した。「天和」コアモジュールの打ち上げが成功し、宇宙ステーションの軌道上での組立・建設が全面的に展開された。天舟2号が軌道上に打ち上げられ、初めて高速ドッキングにより天和と連結し、船外宇宙服及び宇宙飛行士の消耗品の輸送を行った。神舟12号飛行任務では、宇宙ステーションの第1陣の乗組員である聶海勝氏、劉伯明氏、湯洪波氏が滞在し、安全に帰還した。天舟3号が軌道上に打ち上げられ、その後の宇宙飛行士の物資輸送を行った。神舟13号は初となる有人宇宙船の半径方向ドッキングを実現した。宇宙ステーションの第2陣の乗組員である翟志剛氏、王亜平氏、葉光富氏が滞在し、6カ月の長期滞在を展開した。

また、宇宙ステーションの軌道上キーテクノロジーの検証に重要な進展があった。ロボットアームの軌道上の匐進テストおよび巡回点検、ソーラーパネルの軌道上の識別、推進剤の軌道上での補給などの任務が成功した。4回の船外活動任務が無事に終了し、乗組員が3カ月の軌道上滞在を実現した。5回の飛行任務により、宇宙ステーションの管理・制御センターとしてのコアモジュールの各種機能・性能を全面的に検証し、宇宙ステーションの建設・運営に必要な各種キーテクノロジーを確立した。今後の宇宙ステーションの全面的な建設と運営に向けた確かな技術的基礎を固めた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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