尹錫悦候補・安哲秀候補が野党一本化を宣言「よりよい政権交代のために志を一つに」

Record Korea    2022年3月3日(木) 15時20分

拡大

「国民の力」の尹錫悦候補と「国民の党」の安哲秀候補が3日、野党一本化を宣言した。写真は安候補。

「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補と「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補が3日、野党一本化を宣言した。3月3日、韓国・京郷新聞が報じた。

記事によると、尹候補と安候補は同日の午前8時、汝矣島で合同記者会見を実施。安候補が「公正と常識、統合と未来に向かう一本化の共同宣言文」と題する宣言文を朗読し、「よりよい韓国をつくるきっかけとしての政権交代、すなわち『よりよい政権交代』のために志を一つにすることにした」と語った上で、大統領選挙において立候補を辞退する意思を明らかにした。

両氏は宣言文の中で、「一本化により政権交代が実現されることを信じて疑わない。必ず政権交代を成し遂げ、国民の意見に従い、韓国の変化と革新のための大転換の時代を築いていく」と主張。「私たち2人はワンチーム(One Team)」とし、「互いの足りない部分を補い合って政権交代を成し遂げ、有能で完成された行政府を通じて立派な政権をつくる」と語った。

また2人は「国民統合政府」をつくるとし、「『国民統合政府』は1987年の民主化以後、韓国の政治が長く患っている『勝者独占』、憎悪と排除、分裂の政治を乗り越える第一歩になるだろう」と宣言。「国民統合政府」の方向性としては、「未来政府」、「改革政府」、「実用政府」、「防疫政府」、「統合政府」が挙げられた。

そして「共に政権交代を成し遂げ、共に政権を引き継ぎ、共に政権を準備し、共に政府を構成する」とし、「『国民の力』と『国民の党』両党は、選挙終了後すぐに合併を推進する」と明らかにすると、「今日の時間までに長い時間を要し、紆余曲折があったが、結果的にこの一本化は国民の皆様が勧めてくださったもの。国民の、国民による、国民のための一本化」と説明したという。

両氏は前日の夜、テレビ討論会を終えた後に会談を行い、夜明けまで話し合った上で一本化妥結に至ったという。第20代大統領選挙の事前投票開始日である4日を1日前に控え、最終的には「共に民主党」の李在名(イ・ジェミョン)候補と尹候補、「正義党」の沈相奵(シム・サンジョン)候補の3人が争うことになった。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「安候補は数日前まで『最後まで闘う』と言っていたのに。支持していた者としてがっかり」「『遊説車の事故で亡くなった人たちの意志を継ぐ』と言ってたよね。いくらなんでもこれはひどすぎ」「安候補はXファイルのようなものが存在して、検察に弱みを握られてるのでは?」「安候補は国民をだましたのか」「完全に既得権を目的とした野合」「もう政治には関わらないでほしい」など、安候補の辞退に批判的な声が多く寄せられている。

一方では、「一本化は好ましいこと。尹候補の次に安候補が大統領になればいい」「大多数の国民が願っていたからこそ、安候補は全てを放棄して降りたんだと思う」「これで政権交代は確実」など、支持するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携