人民網日本語版 2022年3月4日(金) 16時50分
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中国国家薬品監督管理局は1日、安徽智飛龍科馬生物製薬有限公司の新型コロナウイルス組換えタンパクワクチンの販売登録を条件付きで承認した。写真は深センでのPCR検査。
中国国家薬品監督管理局によると、同局は1日、安徽智飛龍科馬生物製薬有限公司の新型コロナウイルス組換えタンパクワクチン(CHO細胞)の販売登録を条件付きで承認した。同ワクチンは初めて承認された国産新型コロナウイルス組換えタンパクワクチンで、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染による疾患の予防に用いられる。光明日報が伝えた。
「ワクチン管理法」「薬品管理法」の関連規定に基づき、国家薬品監督管理局は薬品特別審査・承認手続きに従い緊急審査・評価・承認を行い、同ワクチンの販売登録を条件付きで承認した。また同ワクチンの販売許可保有者に対して関連の研究活動を続け、条件付きの要求を満たし、早急に後続の研究成果を提出するよう求めた。
新型コロナウイルスの流行後、ワクチンの研究開発の成功率をさらに高めるため、異なる技術的基礎と可能性を整理・分析した後、中国の科学研究チームは不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、アデノウイルスベクターワクチン、弱毒化インフルエンザウイルスベクターワクチン、核酸ワクチンという5本の技術ロードマップに基づき研究を推進した。うち組換えタンパクワクチンは人工細胞内で病原体抗原タンパクを発現・純化させるとともにワクチンを作成するもので、安全性が比較的高い。
中国の組換えタンパクワクチンは2020年4月14日にウイルスの構築を完成させ、細胞・ウイルスの鑑定及び遺伝安定性の調査、動物抗ウイルス実験及び安全性評価実験を展開した。中国はこのほど国務院共同感染対策メカニズムの承認を受けブースター接種を開始しており、新型コロナウイルス組換えタンパクワクチンもその選択肢に入っている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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