透明OLEDを世界で唯一、量産しているのがLGディスプレイだという。透明OLEDが国際見本市などで初めて紹介されたのが2015年で、サムスンディスプレイが先に量産を始めたが、のちに撤退。LGディスプレイが19年に商用化と収益面で意味のある水準の量産に成功した。20年に北京、深セン、福州の地下鉄に透明OLEDを提供したのに続き、昨年はJR東日本の観光列車、ロシア・モスクワ地下鉄7号線にも提供。最近は欧州、北米の観光列車、ツアーバス会社からも問い合わせがあるという。米スミソニアン博物館、英ロンドンの「180 The Strand」などでも、案内板や展示品に透明OLEDが用いられている。韓国内でも、透明OLEDを活用した公共交通の広告が許可され、さまざまな場面に用いられるようになった。
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