韓国で大規模山火事、市の災害安全対策本部のメールが「逆差別だ」と問題に

Record Korea    2022年3月8日(火) 11時20分

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7日、韓国メディア・マネートゥデイによると、安山市の修理山一帯で5日午後に山火事が発生した際に、市の災害安全対策本部が送信した非常勤務案内メッセージの内容が物議を醸している。資料写真。

2022年3月7日、韓国メディア・マネートゥデイによると、韓国・京畿(キョンギ)道安山(アンサン)市の修理(スリ)山一帯で5日午後に山火事が発生した際に、市の災害安全対策本部が送信した非常勤務案内メッセージの内容が物議を醸している。

同本部は5日、公務員を対象に非常勤務招集メッセージを送信した。内容は「本日の山火事により明日(6日)午前6時付で非常勤務を発令する」として応じるように求めるものだが、その下に「7級(一般公務員)以下の女性職員は除外」と付記されている。

これがネット上に拡散され、「女性職員は公務員じゃないのか」「ウクライナは女性も銃を持って戦っているのに、税金をもらっている女性公務員をなぜ除外するのか」「災害に男女の区分などない」「このメッセージを送信した人は誰だ」など、批判の声が上がったという。

市関係者は「これ以前の非常勤務には男女区分なく参加した。現場では水を運ぶことも多く、また参加人員も多かったので、今回の招集については災害安全対策本部がそのようなメッセージを送ったようだ」と説明している。

山火事は約26時間で消し止められたが、消火活動には消防と山林庁から928人とヘリ9機が動員された。山火事による人命被害はなかったが、山林7ヘクタール以上が焼失したとみられている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「男女平等と言いながら、これはどうなのか」「重い水を運ぶのが大変なら少しずつ分けて運べばいい」「そのくせ男性のほうに多く手当が出たら、男女不平等だと言うんだろ(笑)」「男女平等を叫んでごらんよ。こういう時だけなぜ静かなのか」「以前、山林の伐採で山林庁から20人くらい派遣されてきたことがある。女性職員が山に登る途中で足をひねり、男性職員がおぶって下山した。いても役に立たないんだよ」「清州(チョンジュ)だったか、洪水が発生した時、男性消防官だけに出動指示が出て、男性消防官だけが殉職したことがある。こういうのが本当の性差別だ」など、「逆差別だ」とする怒りの声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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