「事前投票したのにまた用紙をくれた」韓国でずさんな選挙管理が物議

Record Korea    2022年3月10日(木) 10時20分

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韓国・国民日報は、9日に投開票が行われた韓国大統領選について「事前投票を終えた有権者に対し、本投票日の会場でまたも投票用紙が渡されるなど、選挙管理委員会のずさんな管理が連日物議を醸している」と伝えた。

韓国・国民日報は、9日投開票が行われた第20代韓国大統領選について「事前投票を終えた有権者に対し、本投票日の会場でまたも投票用紙が渡されるなど、選挙管理委員会のずさんな管理が連日物議を醸している」と伝えた。

記事によると、9日午前10時30分ごろ、投票用紙が2度も発給される事態が発生した。70代の男性が妻と共に江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)市内の投票所を訪れ、身分証明書を提出して投票用紙を受け取ったのだが、実は男性は事前投票済みだった。男性は「事前投票時の混乱状態を見て、本投票場の管理の実態を確認しようと試しに身分証を提出した。本当に投票用紙が発給されて衝撃を受けた」として抗議した。その後、選挙管理委員会側は同男性が今月5日にソウル市内の投票所で事前投票を行っていたことを確認。「投票用紙が再び発給された正確な経緯を把握中」と明らかにしている。

この他にも、今月4~5日に行われた事前投票では、記票した投票用紙をかごや段ボールに入れて運び、運ぶ過程も選挙管理人なしに行われていた。ある有権者に他人の記入済み投票用紙が新しい投票用紙と共に渡されたり、また事前投票の用紙を保管する場所にあった防犯カメラが紙で覆われているなどの場面も見られたという。 

これを受け、韓国のネット上では「自分も同じような状況に遭遇した。身分証明書を入れたら投票用紙が2枚出てきた。すぐ抗議したけど『後で捨てるから』とその場で破棄されなかった」という体験談をはじめ、「選管委がこんな調子なのに、ちゃんとした投票結果が出ると思う?期待もしてない」「こんな状況なら、圧倒的な勝利の場合を除いてそう簡単に納得できないだろう」など批判が相次ぎ、「最悪の不正選挙」「過去最高にずさんな選挙管理」と厳しい指摘も少なくない。

その他「事前投票はなくすべき」「リセットして投票をやり直した方がいいのでは」「身分証のQRコードシステムを導入してほしい」と求める声や、「確認するために投票所に行った男性は何者?怪しい」「試しに?そんなにやることないの?」との指摘も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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