Record China 2022年3月12日(土) 20時30分
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日本のアパレルブランド「ユニクロ」を中国メディアが取り上げた。この中では「中国市場はユニクロの最も重要な陣地」と指摘。ユニクロが中国とは切っても切れない関係にあると強調した。写真は広州のユニクロ
世界的に有名な日本アパレルブランド「ユニクロ」を中国メディアが取り上げた。この中では「中国市場はユニクロの最も重要な陣地となっている」と指摘。「中国の発展がユニクロの中国市場での急成長に保障を提供」などとして、ユニクロが中国とは切っても切れない関係にあると強調した。
ユニクロは2002年9月、中国本土に進出。年間80~100店舗新設の規模で急速に拡大し、中国大陸部180都市以上に850店以上を展開している。12年からは9年連続で11月11日の「双十一」(ネット通販セール)の洋服カテゴリランキングで首位を維持している。
3月2日、ユニクロは春夏新商品店舗体験全国10省10都市巡回展示を初めて開始。上海を皮切りに南京、広州、深セン、武漢、長沙、重慶、成都、北京、昆明を回り、輸入博覧会の展示品や世界先端技術と文化クリエイティブの新商品を披露する。
中国網は「ユニクロの中国事業の成功は中国そのものの発展と切り離すことができない」との記事を掲載。「李克強首相が3月5日の第13期全国人民代表大会(全人代)第5回会議の開幕式で行った政府活動報告にあるように、中国は近年、革新けん引、産業チェーン・サプライチェーン安定の強化に多大な努力をしている。そのおかげで、中国は世界をリードするEC体系、デジタル化システム、整備と強固が進む産業チェーンを形成した。これはユニクロの中国市場での急成長に巨大なサポートと強力な保障を提供した」と述べた。
続いて「中国はユニクロの主力生産国で、中国の人件費上昇により一部の洋服工場は生産を東南アジアに移転しているが、中国OEM(相手先ブランドによる生産)の割合は現在もユニクロの工場の半数以上を占めている」と説明。「『世界の工場』という名声が広がり、『メード・イン・チャイナ』は品質保証のラベルになったこの過程で、ユニクロは推進者であり、受益者でもある」とした。
具体例としては「ユニクロが中国で製造するヒートテックは吸湿発熱のブラックテクノロジーを採用し、世界の無数の消費者の秋冬に欠かせないアイテムとなった」「中国で生産する軽い・暖かい・持ち運び便利・防水・静電気防止の五つの機能を備えるウルトラライトダウンは20年に米フォーチュン誌の『世界の偉大なデザイン100』に選ばれ、世界で売れる高品質商品となった」などと言及した。
一方、ユニクロなどを傘下に置くファーストリテイリングが1月13日に発表した22年8月期第1四半期決算によると、中国本土は減収、大幅な減益。新型コロナウイルス感染症に伴う厳しい規制が継続的に実施されたことでアパレルへの購買意欲が低下した影響や、前年の売り上げが好調でハードルが高かったためという。(編集/日向)
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