人民網日本語版 2022年3月14日(月) 5時40分
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中国月探査プロジェクトチーフデザイナーの呉偉仁氏は「2030年前後に火星のサンプルリターンを行う」と述べた。
中国は昨年、火星探査「天問1号」任務の遂行に成功した。火星探査車「祝融号」が火星の表面に安定的に着陸するとともに、巡回・探査を開始し、中国の深宇宙探査の第1歩を踏み出した。全国政治協商会議常務委員で、中国月探査プロジェクトチーフデザイナーの呉偉仁(ウー・ウェイレン)氏は、中央広播電視総台の独占取材に対し、「今後の主な任務の一つは、深宇宙の小惑星の探査を行い、サンプルを採取しそれを持ち帰ることだ。小惑星のサンプル採取後、さらに2030年前後に火星のサンプルリターンを行う」と述べた。
月のサンプルリターンと比べると、数億キロメートル離れた火星のサンプルリターンの方がより難しい。これにはより推力の大きなキャリアロケットが必要だ。そして積載能力の向上は、深宇宙探査計画に翼を添え、より高くより遠くに飛べるようにするようなものだ。
呉氏は、「まず大推力のキャリアロケットの問題を解決し、火星でのサンプル採取を実現することだ。当然ながらその後はさらに、木星もしくは太陽系のその他の惑星の通過探査を計画している。2049年に100天文単位(AU)を飛行し、地球から150億キロメートル離れた場所への到達を目指す。そのため太陽系外縁の探査実現を目指している」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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