ベトナム、米映画「アンチャーテッド」上映禁止、中国主張の南シナ海「九段線」描写で

Record China    2022年3月14日(月) 18時20分

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ベトナムは人気ゲームシリーズを実写映画化したソニー配給の「アンチャーテッド」を国内で上映禁止とした。中国が主張する南シナ海の「九段線」が画面内に映し出されることを理由としている。

ベトナムは人気ゲームシリーズを実写映画化したソニー配給の「アンチャーテッド」を国内で上映禁止とした。中国が主張する南シナ海の「九段線」が画面内に映し出されることを理由としている。

九段線とは、中国が南シナ海での領有権を主張するため地図上に独自に設定した9本の境界線のこと。ベトナムは南シナ海の領有権をめぐり中国と対立している。

中国紙・環球時報が14日、ロイター通信の報道として伝えたところによると、「アンチャーテッド」はベトナムで今月18日公開予定だった。

環球時報によると、ベトナムでは昨年も、米動画配信大手ネットフリックスのドラマ「パイン・ギャップ」が、「九段線」が登場することを理由に配信停止された。

「九段線」をめぐる問題について、中国外交部は、「南海(南シナ海)における中国の海洋権益は歴史的に形成されたものであり、国際法の保護も受けている。中国は従来から関係国との交渉と協議を通じて、問題を解決するため努力している。中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と南海の平和と安定を共同で守ることも非常に重視している。中国の上述の立場は明確で一貫している。話題をつくり、緊張をあおることは、東南アジア地域の平和と安定を守ることに無益だ」と繰り返し表明している。(翻訳・編集/柳川)

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