2022年3月14日、韓国・中央日報は「新型コロナウイルスの1日の新規感染者数で韓国が圧倒的な世界1位を記録している」と伝えた。世界中の新規感染者の4人に1人が韓国から出ているという。

国際統計サイト「Worldometer」によると、13日午後11時17分（グリニッジ標準時基準）までの韓国の新規感染者数は35万176人だった。この日の世界の新規感染者数は132万3369人で、韓国が26．5％を占めたことになる。前日は韓国が38万3651人、世界が142万9691人の26．8％だった。

また、13日の新規感染者数2位はドイツ（21万3624人）、3位がベトナム（16万6968人）で、韓国は10万人以上多い。同日の日本の新規感染者数は5万4758人で、韓国の6分の1程度となっている。

「Our World in Data」の13日基準のデータによると、韓国の人口100人当たりの新規感染者数は6037．77人で世界4位だった。ただ、1～3位のモーリシャス（9082．57人、10日基準）、アイスランド（7201．89人、11日基準）、ケイマン諸島（6586．66人、8日基準）はいずれも13日以前に集計した数値となっている。同データでは、韓国の新規感染者数は先月から急増を続けているという。

死亡者数の順位も上昇している。「Worldometer」によると、韓国の死亡者数は11日が229人で7位、12日が269人で5位、13日が251位で3位となっている。感染から死亡の間には3～4週間の時差が生じるため、専門家は、今後も死亡者数は増加を続けるとの見方を示している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「K-防疫（韓国式防疫）」のおかげで世界一になりました。世界に羽ばたく大韓民国ですね」「これがK-防疫だ！」「K-防疫、頼もしいな」「世界1位、やったね」「文在寅（ムン・ジェイン）大統領の好きな圧倒的1位。K-防疫だ何だと言ってたのも赤っ恥だ」など、「K-防疫」をやゆするコメントが殺到している。

一方で「今後、重要なのは感染者数ではなく、100人当たりの重症患者と死亡者数だ」「2年間の全感染者数で比較すべきじゃないか」「でも重症患者は少ないんだから、すごいんじゃない？」「3回目のワクチン接種まで進んだんだし、死亡者を最小限にとどめて、感染率を上げていくべきだ。よくやっていると思うよ」など擁護する声も多く上がっている。（翻訳・編集/麻江）