Record China 2022年3月18日(金) 19時20分
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17日、日本華僑報は、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震を東京で体感した在日中国人による文章を掲載した。
2022年3月17日、日本華僑報は、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震を東京で体感した在日中国人による文章を掲載した。以下はその概要。
16日の午後11時34分、眠っていた私は激しい揺れと建物から発せられるガタガタという怪しい音に目を覚まし、すぐに地震だと察知した。寝ぼけながらも隣室にいた夫に「地震、地震よ、大丈夫?」と叫んだ。すると夫からは「ヘルメットはどこだ」との声。「何言ってるの、机の上にあるでしょ」と答えると「いや君のだよ」と反応が。こんな時も私のことを思ってくれることにいささか感動しつつ「私は大丈夫だから」と返した。
大地、建物、家具……すべてのものが一斉に揺れ出す中でパニックに陥りそうなものだったが、どうやら私はもう揺れに対して慣れっこになってしまったようだ。2011年の東日本大震災の時ほど恐怖感を覚えなかったのである。人間というのは何事にも少しずつ適応する能力があるらしい。
私はまるで自分が自分ではないように感じるほど落ち着き払っていて、寝床でじっと動かなかった。ただ、今回の時間は確かに揺れの時間が長く、1〜2分激しく揺れて地球が息切れしたかのようにゆっくりと揺れが収まっていった。
夫が急いでテレビをつけると、すべてのチャンネルで地震について報じていた。震源はやっぱり福島だ。そしてマグニチュード7以上の大地震だった。東京周辺は震度4だったが、私の感覚では東日本大震災の時の震度5弱とほとんど差がなかった。今回の揺れも非常に強かったのだ。
すべての部屋と廊下を一通り点検したが異常はなく、何も壊れていなかった。テレビを見て、友人に連絡をとって心が落ち着いたので、私たち夫婦は再び夢の世界へと入った。
津波注意報は出ていたが、大きな津波は発生しなかった。関東地区では209万戸が停電し、娘の家も停電したようだが、翌朝聞いたらすでに復旧したという。日本人の強靭(きょうじん)さはやはり大したものなのである。
翌朝の東京は穏やかな青空が広がっており、人びとも、街にあるありとあらゆるものもすべて落ち着いて、まるで何も起きなかったかのようだった。これこそ真実の日本であり、これこそ日本人の日常なのである。(翻訳・編集/川尻)
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