2022年3月18日、韓国・中央日報によると、韓国で女性を中心にBB弾を発射し負傷させていた30代の男が警察に逮捕された。

全羅北道の益山警察署は18日、「通行人にBB弾を発射した疑い（特殊暴行）で、30代半ばの男に対し拘束令状を申請した」と明らかにした。男は昨年1月から最近まで益山市永登洞で少なくとも19人に対しBB弾を発射したとみられている。

「道でエアガンを撃っている人がいる」という通報を受け、捜査を開始した警察は、防犯カメラの映像などを調査し、男を逮捕。男は自分の車内に隠れ、人が多く通る時間帯を狙ってBB弾で射撃していたという。警察関係者は「被害者のほとんどは女性で、足や腕などに弾を受けていた。けがをした人もいる」と話している。

これに先立ち、益山地域のSNSやオンラインコミュニティーでは、昨年から「BB弾で撃たれた」という書き込みが相次いでいた。「交差点で信号待ちをしていたところ、突然ふくらはぎに痛みを感じたので見てみると、BB弾で撃たれた痕があった」などと被害を訴える内容がほとんどで、被害現場が10代の多く集まる場所であることから、「分別のない小学生や中・高校生の仕業だろう」と推測されていたという。

警察は男が使用したエアガン2台とBB弾を押収した上で、「凶器は約50センチの小銃型で、子どもたちが遊んでいる拳銃型よりも威力が強い」と発表。実際に警察が押収したエアガンで発射実験をしたところ、15メートル先にある段ボールにも穴が開いたという。

男は警察の調べに対し、「エアガンで撃たれたことがあり、復讐したかった」とし、「男性よりも女性の方が当たった時の反応が大きくて面白いので、主に女性を狙って発射した」と説明している。警察は「100人ほどを撃ったと思う」という男の供述を基に、他にも被害者がいるものとみて捜査を拡大する予定だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「本当に情けない」「30代にもなってこんなくだらないことを？」「被害者も小学生の仕業と思っていただろうに、捕まえてみたら30代の男だったなんて（苦笑）」「わざわざ女性を選んでいるところが本当に陰湿」「これでも韓国に女性嫌悪は存在しないと言うの？」「男性を撃ったら殴られるから怖かったんだと思う。強者にはやられ、弱者に対して憂さ晴らしをする。これが韓国の現実」「こういう犯罪者の人権は気にせず、身元を公開してほしい」など、男に対する批判の声が多く寄せられている。（翻訳・編集/丸山）