習主席、米大統領と中米関係やウクライナ情勢で意見交換

CRI online    2022年3月19日(土) 20時20分

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習近平国家主席は18日夜、呼びかけに応じて米国バイデン大統領とテレビ会談を行いました。両国首脳は中米関係やウクライナ情勢など共に関心を持つ問題について踏み込んだ意見交換を行いました。

バイデン大統領は、「米国は中国との『新冷戦』をせず、中国の体制変更を求めず、(西側諸国と)同盟関係を強化して中国に反対することはせず、『台湾独立』を支持せず、中国との衝突を目指さない」と表明した上で、中国側と率直に対話し、協力を強化し、一つの中国政策を堅持し、競争と意見の相違を効果的に抑制し、米中関係の安定した発展を推進していく意向を示しました。

習主席は「中米関係は現在、米国の前政権が作り出した苦境から抜け出せず、むしろますます多くの試練に直面している。特に米国の一部の人は『台湾独立』勢力に誤ったシグナルを送っている。これは非常に危険である。台湾問題はうまく処理しなければ、両国関係に破壊的な影響を与えることになる」と述べました。

双方は当面のウクライナ情勢についても意見交換しました。

バイデン大統領は米側の立場を紹介し、中国側と意思疎通を保ち、事態のエスカレートを防ぎたいと表明しました。

習主席は「中国は共同、総合、協力、持続可能な安全保障観を主張する。これらの原則は中国がウクライナ危機に対処する立脚点である」と指摘した上で、「中国はすでにウクライナの人道情勢に関する6つの提案を行っており、ウクライナおよび影響を受けたその他の国にさらに人道支援を提供したい。各方面は共同で、ロシアとウクライナの対話と交渉を支持すべきだ」と論じ、「米国と北大西洋条約機構(NATO)もロシアと対話して、ウクライナ危機の背後にある問題点を解決し、ロシアとウクライナ双方の安全保障上の懸念を解消せねばならない」と述べました。

習主席は「当面の急務は対話と交渉を継続し、民間人の死傷を回避し、人道主義上の危機の発生を防ぎ、早期停戦を図ることだ」と論じ、「長く続く道とは、大国が互いに尊重し、冷戦思考を捨て、陣営対決を行わず、バランスのとれた、効果的で持続可能な世界と地域の安全保障の枠組みを構築していくことだ」と強調しました。(提供/CRI

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