岸田首相、ウクライナを支持するようインドに圧力も成果出ず―仏メディア

Record China    2022年3月20日(日) 14時10分

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仏RFIの中国語版サイトは19日、岸田文雄首相がインドに対しウクライナを支持するよう圧力をかけたが成果が出なかったと報じた。写真はモディ首相のツイッターアカウントより。

仏RFIの中国語版サイトは19日、岸田文雄首相がインドに対しウクライナを支持するよう圧力をかけたが成果が出なかったと報じた。

記事によると、インド・ニューデリーを訪問した岸田首相は、モディ首相がロシアに対する態度を改めるよう望んだが、会談後発表した共同声明では、ロシアによるウクライナ侵攻への非難は盛り込まれなかった。

インドは、4カ国の枠組み「クアッド」の他のメンバーである日本やオーストラリア米国とは異なり、ロシアを非難する国連決議でこれまでに3度も棄権票を投じ、暴力の停止を呼び掛けるにとどまっている。

インドは冷戦時代からロシアと密接な関係を保ち、ロシアから低価格で原油を調達していると報じられている。

岸田首相はモディ首相との共同記者会見で、「ロシアによる侵略は国際秩序の根幹を揺るがす深刻な事態で、きぜんとした対応が必要だ」と述べた。

モディ首相はウクライナ問題に言及しなかった。共同声明でも「暴力の即時停止」を呼び掛け、「紛争解決のための対話と外交の道筋以外に選択肢はない」と指摘するにとどまった。(翻訳・編集/柳川)

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