2022年3月21日、観察者網は、東京五輪陸上男子400メートルリレーで4位だった中国が、英国選手のドーピング規定違反により銅メダルに繰り上がったことがワールドアスレティックス（世界陸連）の公式サイトで確認できたと報じた。

昨年8月6日に行われた同リレー決勝ではイタリアが金メダル、英国が銀メダル、カナダが銅メダルを獲得、中国は3位カナダとわずか100分の9秒差で4位となっていた。しかし今年2月、英国のメンバーだったチジンドゥ・ウジャにドーピング規定違反があったとスポーツ仲裁裁判所が認定、英国の銀メダルが取り消された。

記事は、21日にワールドアスレティックスの公式サイトを確認したところ、中国代表メンバー4人のプロフィールに「五輪ブロンズメダリスト」との表記が追加されていたと紹介。「これにより、中国の男子400メートル史上最高成績が正式なものとなった」と伝えている。

この件について、中国のネットユーザーは「21年に開催された20年東京五輪のメダルを22年に獲得した。めでたいめでたい」「中国男子のパワーが示された」「さらに銀メダルに繰り上がるようなこともあるんじゃないか……」「ついに来たな。メダルセレモニーを開催しよう」「チームにはちゃんと報奨金も出してあげて」といったコメントを残している。

また、中には「世界のスポーツ協会は、中国の選手を目の敵にしていたのではないのか？」という感想を残すユーザーも見られた。（翻訳・編集/川尻）