中国旅客機墜落、コックピットボイスレコーダーを発見

Record China    2022年3月24日(木) 10時20分

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23日、人民日報は、広西チワン族自治区梧州市付近に墜落した中国東方航空機のブラックボックスが発見されたと報じた。

2022年3月23日、人民日報は、広西チワン族自治区梧州市付近に墜落した中国東方航空機のブラックボックスが発見されたと報じた。

記事によると、21日に発生した中国東方航空機墜落事故の3回目となる記者会見が23日に行われ、事故機が搭載していた2つのブラックボックスのうちコックピットボイスレコーダー(CVR)が見つかり、ある程度の損傷はあるものの記録はほぼ完全な形で残っていたことが明らかになった。

中国航空学会が発行する雑誌「航空知識」の王亜男(ワン・ヤーナン)編集長は「CVRはパイロット同士、パイロットと管制との会話など、コックピット内のすべての会話のほか、システムの警告音も記録されている可能性があり、事故原因を分析する上で重要な証拠となる」と語った。

また、王氏はCVRの発見位置について墜落地点から約20メートルの場所だったことに触れ、もう一つのブラックボックスであるフライトデータレコーダー(FDR)についても「そう遠くない場所にある可能性がある」との見解を示すとともに、機体の飛行姿勢、パイロットの操縦動作、重要システムのパラメータなどが記録されたFDRからもデータを読み取ることができれば、事故状況を再現するためのデータ面での裏付けが取れると語った。

さらに、FDRが見つかることにより調査チームは初歩的な結論を早期に出しやすくなるとする一方で、「航空事故の調査報告は緻密な作業であり、あらゆる要素を考慮しなければならず、シミュレーション実験による再現も必要だ。最終的な報告が出るには半年から1年くらいの時間がかかるのが一般的だ」と述べた。(翻訳・編集/川尻

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