中国で発生した旅客機墜落事故について、捜索に当たっている広西チワン族自治区の消防当局が墜落現場で「人体組織の破片」を発見したと発表した。人民日報が23日付で伝えた。

21日午後、昆明発広州行き中国東方航空5735便が広西チワン族自治区梧州市付近で墜落。乗員乗客132人の安否はいまだに分かっていない。

そうした中、23日午後9時に行われた会見で、消防当局は同日午後7時までの捜索で「機体の残骸の一部と人体組織の破片」が見つかったことを明らかにした。発見された残骸や遺体の一部は、詳細を調べる調査グループに引き渡されたという。

また、国営の新華社通信によると、同日午後4時半ごろに同機のブラックボックスの一部であるコックピットボイスレコーダーが発見された。今後の解析による事故原因の究明が期待される。（翻訳・編集/北田）