「韓国のコロナ防疫は失敗した」主張に韓国政府が反発

Record Korea    2022年3月27日(日) 15時50分

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25日、韓国・聯合ニュースは「韓国の新型コロナウイルス対策『K-防疫』の失敗論が提起されていることに、韓国政府が『流行は収束に向かっており、他国に比べ致死率が低い』と反発した」と伝えた。写真はソウル。

2022年3月25日、韓国・聯合ニュースは「韓国の新型コロナウイルス対策『K-防疫』の失敗論が提起されていることに、韓国政府が『流行は収束に向かっており、他国に比べ致死率が低い』と反発した」と伝えた。

中央災難(災害)対策本部によると、25日の新規感染者数は33万9485人と集計された。17日に62万1205人で過去最多を記録した後、感染者数は減少傾向に入っている。重症患者数は1085人で、政府はこの時期に1500人程度の重症患者が発生すると予測していたが、それを下回る数値を維持している。死亡者数は393人で、前日には過去最多の469人に達しており、1週間の1日平均死亡者数は340.5人となった。李基日(イ・ギイル)第1統制官は「感染者の発生は流行のピークを過ぎ、緩やかに減少する様相を呈している」と説明している。

記事によると、流行が収束に向かっているにもかかわらず、感染者数は数十万人規模で増えているうえ最近は死亡者数も急増している現状に対し、コロナ流行初期に好評を得た「K-防疫」は結果的に失敗だったとの評価が出てきているという。

こうした酷評に、金富謙(キム・ブギョム)首相は「人口比の感染率、死亡率、累積致死率、各種経済指標など、客観的かつ総合的に判断してほしい」と強く反発。「2年以上続くコロナとの闘いで、人口数が同じくらいの主要国と比べると、大切な国民の犠牲は10分の1以下にとどめてきている」と強調したという。

李第1統制官も、「Our World in Data」のデータを引用し「韓国の人口当たりの累積死亡者数は低い水準」だと指摘している。21日基準、人口10万人当たりの累積死亡者数は米国289.6人、イタリア261.1人、英国239.8人、フランス210.6人、ドイツ151.3人などだが、韓国は24.7人となっている。累積致死率も韓国は0.13%だが、米国1.2%、イタリア1.14%、英国0.81%、ドイツ0.68%、フランス0.59%となど。人口100万人当たりの累積感染者数は、韓国が18万5574人なのに対し、最も多いイスラエルが42万7520人、米国が23万7308人、フランスが35万6000人などだという。李第1統制官はK-防疫失敗論について「そのように判断したくて(判断を)しているのではと思っている」と述べている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「失敗論ではなく、失敗でしょ。国民の犠牲に頼らなければ何の成果も出せなかった防疫だ」「文在寅(ムン・ジェイン大統領)は(過ちを)認めないし謝罪もしない」「政府は反省と過ちを認めることをしない。発展を期待できない集団だ」「最後まで申し訳ないと謝罪しない政府にはうんざり」「感染したら大変だとワクチン接種を受けさせたくせに、新規感染者数が世界一になったら、急に『風邪だ』とか言い出したよね」「致死率はオミクロン株が主になってからずっと低いけど?」「失敗専門家、失敗専門政府。不動産、経済、外交、防疫、平和統一、雇用問題、疎通、出生率、青瓦台移転、政権引き継ぎ、全て失敗」「防疫失敗、謝罪せよ」など、政府批判の声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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