”高額衣装”が問題の韓国大統領夫人、横領・強要罪で告発される=ネットにも厳しい声

Record Korea    2022年3月29日(火) 16時50分

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28日、韓国・中央日報によると、市民団体が文在寅大統領の夫人、金正淑氏について、ソウル警察庁に告発状を提出した。画像は韓国大統領府Facebookアカウントより。

2022年3月28日、韓国・中央日報によると、市民団体「庶民民生対策委員会」が25日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の夫人、金正淑(キム・ジョンスク)氏について、強要罪、業務上横領および特定犯罪加重処罰法違反教唆などの疑いがあるとして、ソウル警察庁に告発状を提出した。

同団体は「金正淑氏がファーストレディーの地位を利用し、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)特殊活動費の担当者に数百着におよぶ高額な衣類、数億ウォン相当の装身具などを購入するよう強要した」「特殊活動費担当者にこれを執行させることで、業務上横領および特定犯罪加重処罰法第5条違反を犯すよう教唆した」と主張している。

金正淑氏に関しては、17年の文大統領就任以来、数度にわたり「高額衣装論争」が持ち上がっている。市民団体「韓国納税者連盟」は18年に2度にわたり青瓦台特殊活動費の支出内訳、金正淑氏の衣装・アクセサリーなどを含む儀典費用に関する情報公開を請求している。これを青瓦台が「国家安保などセンシティブな事項が含まれ、重大な利益を害する懸念がある」として拒否したため、訴訟へと発展した。ソウル行政裁判所は先月10日、青瓦台秘書室に対し、18年7月の情報非公開決定を取り消し一部情報を同団体に公開するよう命じた。青瓦台はこれを不服とし、今月2日に控訴した。

こうした中、「金正淑氏の衣装代を透明に公開せよ」という批判の声が高まっているという。文大統領は5月9日で任期を終えるが、大統領の任期終了後、関連資料は「大統領指定記録物」に指定される。国家安保に重大な危険を招いたり国民の経済安定を疎外したりする恐れのある記録物は、「大統領指定記録物」として最長15年(私生活関連記録物は30年)間、非公開となる。情報公開訴訟の控訴審で判決が出る前に、当該記録が「大統領指定記録物」となれば、情報公開は困難となる。

最近ネット上では、一部のネットユーザーがこれまでにメディアが報じた写真などから金正淑氏が着用していた衣装や小物の個数などを集計した書き込みが話題を集めている。公式席上で着用した衣装はコート24着、ロングジャケット30着、ワンピース34着、ツーピース49着、パンツスーツ27着、ブラウス・シャツ14着など、少なくとも178着に及ぶという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「国家安保、センシティブな事項?。公開できない?」「洋服の値段が安保の問題になるのか?」「やましいことがないなら公開して」「大統領就任当初は質素なふりをしていたのに」「大統領夫人だから、一般人よりは衣装も多くて当たり前。といっても、これはいくら何でもやりすぎじゃないか?」「娘を連れて大統領専用機でインド旅行に行ったのも問題だ。招待を受けたと言ってたけど、そんなのうそでしょ。妻と娘がどうして税金で海外旅行などするのか」「価格は控えめだし、提供を受けている衣装も多く、特に問題になるようなものではないと言う人たちもいるが、だったらなぜ青瓦台は公開しないのか?。なぜ30年間非公開にしようとしているのか?」「指輪に付いた大きな宝石を、周りの目を意識したのか、手のひら側にして拍手をしている姿を見た時はあきれたよ」「税金で買った衣装や貴金属は全て置いて(大統領官邸を)出ていくべき」など、怒りのコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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