中国初の固体バンドルキャリアロケット、「長征6号改」が打ち上げ成功―中国メディア

人民網日本語版    2022年3月30日(水) 15時50分

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中国は29日午後5時50分、太原衛星発射センターから「長征6号改」キャリアロケットを打ち上げた。

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中国は29日午後5時50分、太原衛星発射センターから「長征6号改」キャリアロケットを打ち上げた。同ロケットに搭載された衛星「浦江2号」と「天鯤2号」が順調に予定の軌道に乗り、打ち上げ任務が無事成功した。人民日報が伝えた。

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長征6号改は中国次世代無害・無汚染キャリアロケットで、太陽同期軌道衛星の打ち上げに用いられる中国初の固体バンドルキャリアロケットだ。一方で、浦江2号は主に科学試験の研究、国土資源調査などの任務に用いられるのに対し、天鯤2号は主に宇宙環境探査技術の試験・検証に用いられる。

今回の打ち上げは、中国の新世代キャリアロケットファミリーに新たな一員が加わったことを示しており、中国の新世代キャリアロケットの種類をさらに豊富にした。同時にこれは中国初のスマート化発射場である太原衛星発射センター9A発射施設で行われた初の打ち上げ任務となった。

長征6号改の全長は約50メートル、離陸推力は7230キロニュートン、離陸質量は約530トン、高度700キロメートルの太陽同期軌道への打ち上げ能力は4トン以上で、総合性能およびコストの面で高い競争力を持つ。

長征6号改は中国初の「ハイブリッド」新世代長征シリーズキャリアロケットだ。液体燃料エンジンの高い性能、固体燃料エンジンの長い稼働時間および高い推力、信頼性の高さ、使用とメンテナンスの単純さという総合的な優位性により、中国が宇宙に進出し、宇宙を利用し、宇宙を探査する能力を大幅に高めている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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