Record China 2022年3月31日(木) 16時20分
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新型コロナウイルスの感染拡大で上海市が事実上のロックダウンに入っているが、エコノミストの試算ではロックダウンによって中国のGDPが3%以上減少するとの試算が出ている。写真は上海市民のPCR検査。
新型コロナウイルスの感染拡大で、上海市が事実上のロックダウンに入っているが、エコノミストの試算ではロックダウンによって中国のGDPが3%かそれ以上減少するとの試算が出ている。仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版が伝えた。
記事によると、香港中文大学のエコノミストは「全国各地で実施された厳格なロックダウンによって、中国政府は毎月少なくとも460億ドルの経済産出額を失う可能性がある。その結果、中国の今年のGDPは3%以上失われる。さらに多くの都市がコロナ対策を強化すれば、その影響は2倍になる可能性がある」と試算したという。
また、同大学の報告書は「厳しいロックダウンが短期的に解決されなければ、中国の今年のGDPは4%減少する可能性がある」と指摘。「北京・上海・広州・深センの4大都市すべてがロックダウンに追い込まれれば、GDPは12%減少する」と予想し、「中国が今年、パンデミック初期のような全国規模の予防・抑制策を講じれば、経済は50%後退する可能性がある」としているという。
記事はこのほか、ゴールドマンサックスが「中国ではすでにGDP創出量の約33%を占める地域で部分的あるいは全面的な都市封鎖による防疫措置が行われている」と指摘したことや、チャイナ・ベージュブック・インターナショナル(CBB)が発表した報告書で「今年第1四半期に中国の製造業などがコロナにより顕著な影響を受けた」とされたことを併せて伝えている。(翻訳・編集/北田)
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