Record Korea 2022年4月6日(水) 19時20分
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4日、日本でiPS細胞から作った目の角膜組織の移植を受けた患者が日常生活に支障がないレベルにまで視力が回復したとのニュースを韓国・聯合ニュースが報じ、ネット上で注目を集めている。資料写真。
2022年4月4日、日本でiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った目の角膜組織の移植を受けた患者が日常生活に支障がないレベルにまで視力が回復したとのニュースを韓国・聯合ニュースが報じ、ネット上で注目を集めている。
大阪大の西田幸ニ教授は、同日に行った記者会見で上記の臨床研究結果を発表した。西田教授の研究チームは「角膜上皮幹細胞疲弊症」を患う30~70代の4人にiPS細胞から作った角膜組織を移植する臨床試験を3年前から行ってきたという。
「角膜上皮幹細胞疲弊症」とは、眼球の最も外側にある角膜上皮が感染や薬の副作用により傷付き、角膜を作り出す幹細胞が失われる疾患。角膜が白く濁って失明する可能性もある。
臨床試験の結果、4人中3人は日常生活に支障がないほどに視力が回復した。記事は「iPS細胞を使用する方法は、ドナーから提供された角膜を移植した場合と比べて拒否反応のリスクが少ない。また、口の粘膜で作られた角膜組織を使用する場合と比べて、透明性が高いことが分かっている」と説明している。
このニュースを見た韓国のネットユーザーからは「すごい。これからは提供者を待たなくてもいいのか」「やっぱり日本だ」「これは認めざるをえない」「医学、化学分野は確実に日本が韓国をリードしているね」「私も移植を受けたい。早く広まってほしい」など称賛や期待の声が上がっている。
また、韓国と比較して「韓国人の教育熱は世界最高レベルだけど、学会の実績は後進国レベル」「なぜ韓国はこういうことができないのか」と落胆する声も。
その他「西洋人と日本人のいない世界は考えただけでぞっとする」との声も見られ、これに対して「純粋科学や生命工学では間違いなくそうだ」と賛同の声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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