8日、食品飲料大手メーカー・康師傅の新たなイメージモデルとして発表された歌手で俳優のワン・イーボー（王一博）だが、早くも驚異的な売り上げ増が報告されている。

ワン・イーボーは今年1月から、主演映画「長空之王」の撮影に専念しており、甘粛省の厳しい自然条件下でのロケが報じられていた。今月8日、康師傅が人気飲料「冰紅茶」シリーズの新たなイメージモデルとしてワン・イーボーの起用を発表。2019年のドラマ「陳情令」でブレーク後、広告出演が激増したワン・イーボーだが、今年に入ってからはこれが初めてとなり、注目を浴びている。

康師傅が公開したデータによると、発表当日の8日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）での話題の閲覧量は6億回を突破。インターネット通販大手の某ショッピングモールでは、「冰紅茶」シリーズの売上額が1時間で550万元（約1億1000万円）を突破し、さらに24時間でのGMV（流通取引総額）が1000万元（約2億円）を突破している。また、康師傅のオンラインショップでは、グッズがもらえるキャンペーン商品の売上が1時間未満で20万件を超えている。

康師傅の「冰紅茶」シリーズはこれまで、俳優ニコラス・ツェー（謝霆鋒）やコー・チェントン（柯震東）、歌手のワン・リーホン（王力宏）、アーメイ（張恵妹）、デビッド・タオ（陶喆）、ウィルバー・パン（潘瑋柏）など、その時に人気の高いスターを次々と起用してきた。康師傅の飲料部門本社のある浙江省杭州市では、市内にある有名な大型LEDビジョンにワン・イーボーの巨大広告が登場しており、こちらも注目を集めている。（Mathilda）