コロナで都市封鎖の上海市当局「仕事が不十分」認める―独メディア

Record China    2022年4月10日(日) 20時0分

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新型コロナウイルスの感染者数が急増している中国の上海市について、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは9日、市当局が「仕事が不十分」であることを認めたと報じた。

新型コロナウイルスの感染者数が急増している中国の上海市について、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは9日、市当局が「仕事が不十分」であることを認めたと報じた。

中国は「ゼロコロナ」を目指している。人口約2600万人の上海では3月28日から市内を東部と西部に分けて段階的にロックダウン(都市封鎖)した。だが感染者が急激に増え、食料や医薬品といった必需品の入手が難しくなるなど、市民から不満の声も聞かれる。

記事によると、上海では8日、過去最多の2万3624人の新規感染者が確認された。うち無症状が2万2609人。

上海の宗明副市長は9日の記者会見で、「市民から寄せられた問題や声について、私たちも同じように感じている。私たちの仕事の多くは十分でない。市民の期待とはまだ大きなギャップがある。私たちはそれを改善するために最善を尽くす」と語った。

宗氏によると、全市民を対象にPCR検査を再度行い、感染リスクに応じて地区を3段階に分けて管理するという。

記事はまた、米国務省が8日、中国を訪れる米国人に対し、中国当局による現地の法律の恣意的な執行や新型コロナウイルス感染症に伴う制限の可能性があるとして渡航を再考するよう警告を発したことも伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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