人民網日本語版 2022年4月14日(木) 8時50分
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自動車産業は例年とは打って変わった状態になり、かつて好調だったドイツ系車と日系車が売れなくなった。
2022年になると、自動車産業は例年とは打って変わった状態になり、新エネルギー車が複数回の値上げにもかかわらず好調な売れ行きを示し、中国独自ブランド車の市場シェアは50%に迫った。その一方で、かつて好調だったドイツ系車と日系車が売れなくなった。中国新聞網が伝えた。
■一方が伸びれば一方が縮む
22年3月には主流の合弁ブランドの販売量が前年同期比30%減の59万台になり、そのうち日系車のシェアは同3%低下して20%になり、ドイツ車は同7%低下して18%になった。
その一方で、中国ブランド車は勢いよく前進している。3月の中国車の販売量は同17%増の75万台になり、中国国内のシェアは同11.5%上昇の48.2%になり、第1四半期(1-3月)の累計シェアは同9.7%上昇の48%だった。
ここからわかるのは、合弁ブランドがつまずいて倒れた一方で、中国ブランド車が大幅にシェアを伸ばしたことで、双方の市場シェアは「一方が伸びれば一方が縮む」という局面になった。
中国ブランド車が持続的に発展するのが長期的な流れになっている。21年通年の市場シェアは同6%上昇して44.4%だった。業界関係者はこうした数字について、「中国ブランド車の中国市場シェアが50%を超えるのは時間の問題だ。長期的に見て、中国ブランド車には大きな上昇の可能性がある」と述べた。
■自動車の生産販売の新たな「支え」はどこに?
ある時期から、新エネルギー自動車は自動車業界の「期待の星」になった。
22年に入って以降、国際情勢などの要因の影響で、95号ガソリンが「1リットル9元(約170円)時代」に突入し、石油製品の今年の価格上昇幅が15%を超えた。原油価格高騰の影響により、新エネ車を選ぶ人がより多くなり、プラグインハイブリッド車(PHEV)にガソリン車の市場シェアの一部が流れた。
消費者は新エネ車を好感するが、新エネ車はコスト面で何重もの圧力にさらされている。炭酸リチウムやニッケルなどバッテリーの原材料の価格が大幅に上昇する背景の中、大多数の新エネ車メーカーは傘下の各車種の価格を相次いで引き上げ、上昇幅は1000元(約1万9000円)から1万元(約19万円)までとさまざまだ。
しかし自動車価格が上昇しても消費者は新エネ車に対して様子見の態度を取ることはなく、新エネ車の売り上げは持続的に増加している。新エネ乗用車の22年3月の卸売販売量は同122.4%増の45万5000台となり、第1四半期(1-3月)は同146.6%増の107万台だった。
これについて、乗用車市場情報連席会の崔東樹(ツイ・ドンシュウ)事務局長は、「新エネ車の消費は硬直的需要の側面が強く、価格感応度は相対的に低い。そのため小幅の価格の変化が消費者の新エネ車ニーズに明らかな影響を与えることはないだろう」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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