世界銀行総裁「中国への依存を減らすのはすべての人にとって良いこと」―英メディア

Record China    2022年4月15日(金) 5時20分

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世界銀行総裁のデービッド・マルパス氏は12日、「世界各国はサプライチェーンを多様化し、中国への依存を減らそうと努力している。これはおそらくすべての人にとって良いことだ」と述べた。

世界銀行総裁のデービッド・マルパス氏は12日、「世界各国はサプライチェーンを多様化し、中国への依存を減らそうと努力している。これはおそらくすべての人にとって良いことだ」と述べた。ロイターが同日付で伝えた。

マルパス氏はワルシャワで行われたイベントで、「国境を越えた貿易は依然として世界経済にとって重要である。すでに世界で2番目に大きい経済体であり、最大になるであろう中国は、消費者および生産者として大きな役割を果たすだろう」と述べた。その上で、「中国も世界貿易システムで他国が共有する価値体系の一部となる必要がある」としたが、「それが起こるかはわからない」と付け加えた。

また、「厳格な新型コロナウイルスのロックダウンと不動産業界の債務問題により、中国は危機に直面しているか?」という質問に、マルパス氏は「彼ら(中国)は挫折している。さまざまな分野での大きな挫折のため、成長予測は下方修正された」と説明。一方で「世界銀行は中国と良好な協力を続ける」とし、「中国は世界銀行の主要株主であり、借入国でもあるが、世界銀行の融資の利用は減少している。世界銀行は中国と緊密に協力し、発展途上国への融資の透明性を高めるよう促す」と述べ、「世界は中国と交流し、中国が世界にとって重要だということ、中国の重要性が高まり続けていることを認識する必要がある」と主張した。

さらに、現在の世界情勢に関して「世界が新たな“ブレトン・ウッズ時代”に直面しているとは思わない」とし、ドルを中心とした世界銀行のシステムは「非常にうまく機能している」とした。

マルパス氏は、「今その時点(ブレトン・ウッズ時代)に私たちがいるとは全く思わない。世界が迷走しているという感覚はない。世界の多くの人が一つの目標のために団結しているという感覚がある。ウクライナ戦争を終わらせるという目標だ」との見解を述べた。(翻訳・編集/刀禰)

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