Record Korea 2022年4月15日(金) 16時40分
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米海軍は、空母「エイブラハム・リンカーン」を中心とした空母打撃軍が、日本の海上自衛隊と共同訓練を実施していることを発表した。資料写真。(海上自衛隊公式サイトより)
米海軍は、空母「エイブラハム・リンカーン」を中心とした空母打撃軍が、日本の海上自衛隊と共同訓練を実施していることを発表した。4月14日、韓国メディア・ファイナンシャルニュースが報じた。
記事によると、米海軍第7艦隊のニコラス・リンゴ報道官は13日、「エイブラハム・リンカーン」の日本海進入に関する書面インタビューに対し、8日から海上自衛隊と共同訓練を行っていることを明らかにし、「日米両国の強力なパートナーシップを示すことで抑止力への信頼性を高めるものだ」と説明。また第7艦隊は同日、FacebookとTwitterを介し、両国の訓練写真と併せ米海軍のF-35Cステルス戦闘機とE-2D「アドバンスド・ホークアイ」、日本の航空自衛隊の戦闘機が編隊飛行する様子の写真も公開した。
リンゴ報道官は、韓国海軍が今回の日米共同訓練に参加しなかったことについて、「韓国海軍司令部か韓国艦隊に問い合わせてほしい」とし、「米海軍は定期的にすべての同盟国やパートナーと共に訓練を行う機会を求めている」と回答。18~28日まで実施予定の米韓連合指揮所訓練において米空母打撃軍と韓国海軍の共同訓練が行われる可能性についても、「米海軍は訓練の機会を求めている」とし、「韓国海軍に聞いてほしい」と答えたという。
韓国軍の関係者は、「米軍側から共同訓練の要請は来ていないし、共同訓練は確定していない」と語っているとのこと。しかし韓国政府の関係者は、「米国側から空母打撃軍の移動前に韓国へ日本海上の韓国作戦区域(KTO)内における日米韓3カ国共同訓練を提案されたが、韓国側が難色を示したため米韓間の共同訓練も進んでいない」と話したという。
米空母が日本海の韓国領海内に進入するのは、「ニミッツ」(CVN-68)、「セオドア・ルーズベルト」(CVN-71)、「ロナルド・レーガン」(CVN-76)の3隻が韓国海軍と共同訓練を行った2017年11月以来、4年5カ月ぶり。記事は「米国の空母が4年5カ月ぶりに朝鮮半島の海上へ来たのに、韓国海軍とは訓練を行わず、日本の海上自衛隊とのみ共同訓練を実施するという笑えない状況が起きている」と伝えている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「文大統領は北朝鮮の主席報道官だから」「どうせ大統領府は今回も『慎重に見守る』としか言わないだろう」「文政権にはもううんざり」「日米韓共同訓練の何が問題なの?日本が韓国の戦略や秘密を盗んで攻めてくるとでも?」「米国が日本を重視している状況で、日本を理由に米国を避けたところで韓国が損するだけ」「訓練をしない軍隊なんて、ただの寄せ集めでしょ」など、韓国政府に対する批判の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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