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グーグル翻訳に英語で「親愛なるロシア人」と入力すると、「死んだロシア人」というフレーズへの修正が提案される現象がロシアのネットユーザーによって確認され、ロシアの関連当局はグーグルに抗議した。
グーグル翻訳に英語で「親愛なるロシア人(“dear russians”)」と入力すると、「死んだロシア人(“dead russians”)」というフレーズへの修正が提案される現象がロシアのネットユーザーによって確認され、ロシアの関連当局はグーグルに抗議した。中国メディアの観察者網が14日、ロシアメディアの報道を引用して伝えた。
ロシア通信(RIA)は9日にこの現象を報じ、「他の国の(言葉で)フレーズを入力した場合は、“dear(親愛なる)”の代わりに“dead(死んだ)”とシステムが提案することはない」と指摘した。
また、ロシアのテクノロジー系メディアは、「グーグル翻訳のシステムは機械学習アルゴリズム(問題解決の手順)を使用している。これは、人の手を借りず、アルゴリズムが大量の入力データに基づいて自動的に改善されるものだ。つまり、多くの人が(このパラメータ自体は多くの要因に依存する可能性がある)翻訳したいフレーズとして“dead russians”と入力する頻度の方が“dear russians”よりはるかに高い場合、システムは“dear”はミスだと認識する」と分析した。
ロシア連邦通信・情報技術・マスコミ分野監督庁(Roskomnadzor)は11日、「グーグル翻訳のこのような違反行為は極端主義的な性質を反映している」とし、グーグルに「迅速な措置を取り、ロシアのユーザーに対する侵害を止めるように」と要求した。
RIAは12日、「グーグル社が同社の翻訳サービスが『親愛なるロシア人』というフレーズを翻訳する際に起きていたエラーを修正した」との情報を入手した。グーグルはRIAの問い合わせに対し、「エラーはすでに修正された」と答えたという。(翻訳・編集/刀禰)
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