日本で開発された”魔法の箸”、韓国でも注目の的に「日本はこういう発明で世界を変えてきた」

Record Korea    2022年4月23日(土) 20時20分

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20日、韓国・MBCは「日本で塩味を1.5倍に増強する”魔法の箸”が開発された」と伝えた。資料写真。

2022年4月20日、韓国・MBCは「日本で塩味を1.5倍に増強する”魔法の箸”が開発された」と伝えた。

記事が伝えているのは、キリンホールディングス株式会社と明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明研究室が共同開発した箸型デバイス。手首に付けた小型装置と、先が金属になっている箸が細い電線でつながっており、箸に流れる微弱な電流が「塩味」の基となるナトリウムイオンの働きを強める仕組みになっている。これを用いたところ、減塩食を食べたときに感じる塩味が1.5倍ほど向上したという。

共同研究は2019年から進められてきた。今回の箸の開発に至った経緯について、キリンホールディングス関係者は「日本人は食生活で相当量の塩分を摂取するが、伝統的な方法で摂取を減らすとなると、好きな食べ物を減らしたり味の薄い食べ物を我慢して食べなければならない」と説明したという。

現在は試作品製作中で、来年中の商用化を目指している。常用化した場合、ナトリウム摂取に制限のある高血圧患者などが多く使用すると期待されている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「すごい発明」「すぐにでもほしい」「心臓病や高血圧の人には本当に役立つだろう」「意味のない発明に見えるかもしれないけど、基礎科学がしっかりしてる日本はこういう発明で世界を変えてきた。ノーベル賞が多いのも納得」「斬新だ。スプーンバージョンも開発してほしい」など驚きや期待の声が寄せられている。

一方で「ちょっと怖い」「舌をやけどしないかな」「感電して喉に食べ物が詰まりそう」と指摘する声も。

その他「韓国も他国のまねをするのではなく、こういうクリエイティブな発明をしてほしい」「半導体分野を除いて、一般科学で日本に追いつくのは正直難しいね」と嘆く声も見られた。(翻訳・編集/松村)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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