Record China 2022年4月22日(金) 9時20分
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20日、澎湃新聞は、サッカーアジア・チャンピオンズリーグに出場した中国の2クラブが4試合で25失点を喫したとして「中国サッカー協会は深く考えなければならない」とする記事を掲載した。
2022年4月20日、澎湃新聞は、サッカーアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場した中国の2クラブが4試合で25失点を喫したとして「中国サッカー協会は深く考えなければならない」とする記事を掲載した。
記事は、ACLグループリーグの第2節終了時点で、中国から出場した山東泰山と広州FCがそれぞれ1点も奪えずに2連敗して合計失点数が25に達し、まさに「小学生と大学生の戦い」であると紹介。昨年も北京国安と広州FCが同様に圧倒的な弱さでグループリーグ最下位に沈んだとし、その直接的な理由が2年連続で中国のクラブがACLに2軍やユースチームを派遣したことにあるとする一方で、その背景には中国スーパーリーグが直面している非常に大きな困難が存在すると伝えた。
そして、まず中国サッカー界が急進的な若手育成に乗り出し失敗している点を挙げた。記事は若手を主体としたメンバーのACL派遣は経験を積ませるという点では一見良さそうだが、あまりに実力差がありすぎ、相手から弄ばれるような状況では、若い選手の心理に悪影響を及ぼし、士気を低下させることになりかねないと指摘。「サッカーというものは、若手をじっくりと鍛え上げることが大切だ」とした。
次に、一国のサッカーの根幹とも言える国内リーグ戦が憂慮すべき状況にあるとし、そもそも「金満サッカー」ブームが去った後の中国スーパーリーグは多くのクラブが資金繰りに行き詰まり、投資に対する信用度が不足していると論じた。また、中国クラブによる不甲斐ない状況が2年間続いており、かつてアジアチャンピオンのクラブを輩出した中国スーパーリーグのACLにおける地位は揺らぎつつあると伝えている。
その上で「中国サッカーが新たな谷底にいるのは間違いない。臥薪嘗胆の気持ちで奮起する必要があることは言うまでもないが、それ以前に心が浮つくのを防がなければならない。実情に立脚し、問題を正視し、発展の法則を重んじ、人材を大切にし、なおかつ長期的な計画を立てて徐々に歩みを進めていくことこそ王道なのだ。中国サッカー協会が深く反省し、考えることを望む」と結んだ。(翻訳・編集/川尻)
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