中国版ツイッターの微博（ウェイボー）で21日、「海外の衛生専門家が今秋の感染の新たな波の出現に備えるよう求めた」とする話題が一時、トレンド上位に浮上した。

中国国営中央テレビ（CCTV）系のアカウントが投稿したもので、それによると、世界公衆衛生連盟（WFPHA）の会長で、イタリア保健省の新型コロナ対策の参与でもあるワルテル・リッチャルディ氏は、CCTVを傘下に置く中央広播電視総台の取材に応じ、「新型コロナは収束したとする見方や一部の国で行われている制限の緩和措置は好ましいものではない」とした上で、「感染力が強いので、今秋の感染の新たな波の出現に備えが必要だ」との認識を示した。

これについて、ウェイボー上では、中国のネットユーザーから「今春の感染の波がまだ終わっていないのに、秋に備えて準備しろと？」「また新たな変異株が出現するのだろうか」「今秋の帰省を考えていたのに…。もう3年も帰ることができていない」「いい加減にしてくれ」「WHOはなぜ米国で起源調査しない？」「いつになったら元の生活に戻れるのか」「もう疲れた」などの反応が見られた。（翻訳・編集/柳川）