Record China 2022年4月22日(金) 12時20分
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21日、観察者網は、近年不正が次々と発覚している三菱電機が、兵庫県赤穂市の工場でも約40年間にわたり試験データの不正行為があったことを発表したと報じた。
2022年4月21日、中国メディアの観察者網は、近年不正が次々と発覚している三菱電機が、兵庫県赤穂市の工場でも約40年間にわたり試験データの不正行為があったことを発表したと報じた。
記事は、三菱電機が21日、赤穂市の工場で行われている変圧器製品の試験で約40年にわたりデータの偽装が行われていたことを発表、外部の弁護士などで構成される調査委員会が今月1日に新たに発見したもので、主に顧客の要求に基づく変圧器の高圧試験を規定よりも低い電圧にて実施し、その後検査報告では規定の電圧にて実施したようにデータを偽装していたと伝えた。また、現在までデータ偽装に関わる変圧器3384台がすでに日本の国内外の電力会社や鉄道会社に販売されたとしている。
その上で、昨年2月1日に創立100周年を迎えた同社では近年たびたびデータの不正が明らかにされてきたとし、2020年12月にはEU(欧州連合)向けに現地規格を満たさない車載ラジオを約33万5000台を3年間にわたり輸出していたこと、昨年6月末には長崎工場での鉄道向け空調機器やブレーキ用空気圧縮機検査で30年以上にわたる不正が行われていたことが発覚、同7月2日に当時の社長が辞任を発表するに至ったと伝えた。
この件について、中国のネットユーザーは「見て見ぬ振りをする、大したことないと高をくくる、そして謝れば済むと思っている」「40年も続けるなんてすごいわ」「創立100年で偽装を40年って、ほぼ半分の期間でインチキをしてたってことじゃないか」「匠の精神は、偽装工作で発揮されている」「日本の伝統芸能だな」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻)
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