近年、機能の異なる各種衛星や宇宙機の増加に伴い、それによって生み出されたスペースデブリがその後の打ち上げ任務の軌道計画と運営に対してより高い条件をつけている。国家航天局の呉艶華副局長はこのほどの取材に対し、「中国は地球近傍小惑星防御システムの構築に着手し、地球近傍小惑星の衝突脅威に共同で対応する」と述べた。中央テレビニュースが伝えた。

呉氏はさらに、「第14次五カ年計画（2021−25年）の後期もしくは25、26年に脅威となるある特定の小惑星に対して接近観測と近接衝突を行い、その軌道を変えるための技術実験の実施を目指す。こうすることで未来の人類が地球近傍小惑星の地球に対する脅威に真に対応できるようにし、中国の貢献を真に成し遂げる」と続けた。（提供/人民網日本語版・編集/YF）