上海の自動車メーカーが操業再開、コロナから回復した従業員が復帰―中国

人民網日本語版    2022年4月28日(木) 11時50分

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コロナから回復した従業員が復帰し、上海の自動車メーカーが操業を再開している。写真はテスラの上海工場。

「操業を再開して4日になり、今では2000人以上の従業員が工場に戻ってきた。力を集中してテスラのマザーボードとアップルのMac(マック)コンピューターの製造ラインの製造を保証する」。達豊(上海)電脳有限公司の製造現場で働く石雲さん(仮名)は24日、取材に対してこのように話した。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、上海の自動車産業は一時的に操業を停止した。操業再開のコングが鳴ると、石さんのような第一線で働く労働者ははやる気持ちを抑えられず、「やっと仕事に戻れる!」と喜んだという。石さんの話では、操業再開期間の賃金は普段よりも高く、平日は普段の2倍、週末は3倍、祝休日はさらに高くなるという。

このたび仕事に復帰した従業員はすべて、PCR検査で陽性から陰性に回復したことが確認された最初の人たちだ。

陰性になってからどれくらいで通常の仕事に戻れるのか。復旦大学公共衛生学院の胡善聯(フー・シャンリエン)教授は、「その従業員がワクチンを打っているかどうかなど具体的状況を踏まえて考えなければならない。陽性から陰性になった患者は仕事に戻る前に回復期が必要になる。陰性になった後、患者の体内には抗体が確実に存在し、ワクチンを打ったかどうかを見て具体的に判断することになる」との見方を示す。

報道によると、3月下旬以降、テスラ、上汽フォルクスワーゲン(VW)、上汽ゼネラルモーターズ(GM)、上海汽車など複数の自動車メーカーがクローズドシステムで製造を行ってきた。「上海市企業操業再開における感染症対策活動ガイドブック」が公開されると、複数の自動車メーカーが、従業員を呼び戻しているところで、操業再開が進行中であることを明らかにした。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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