上海でマンション責任者が支援物資を横領―中国

Record China    2022年4月29日(金) 11時10分

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27日、人民日報は、新型コロナの感染拡大に伴うロックダウンが続く上海で、集合住宅の責任者が物資を横領していたと報じた。写真は救援物資。

2022年4月27日、人民日報は、新型コロナの感染拡大に伴うロックダウンが続く上海で、集合住宅の責任者が物資を横領していたと報じた。

人民日報によると、上海市宝山区にある新江内燃機廠公寓の責任者が、行政に防疫保障物資を横領していたことを上海市宝山区の共産党規律委員会・区監察委員会が27日に発表。現在同監察委員会からの調査を受けているという。横領した物資の内容や、具体的な処分については明らかになっていない。

上海ではロックダウンが始まってからすでに1カ月が経過しており、外出できない市民の生活物資供給に支障が出ている、医療アクセスが困難であるといった問題が噴出、市民の不満が募っている。このような状況の中で、集合住宅の管理者が物資を横領していたという情報は大きな注目を集め、微博のトレンドワードの1位となった。

中国のネットユーザーは「コロナの大変な時期にあってはならないこと。しっかり究明してはっきり罰してほしい」「ちゃんと調査して、市民の食べ物をちゃんと保障してくれ」「どうしてこういうやつが出てくるのか」など、厳しい批判の声を寄せている。(翻訳・編集/川尻

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