スマートロボット、エレベーター消毒ライト…復旦大学が消毒設備を独自開発―中国

人民網日本語版    2022年5月1日(日) 18時20分

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復旦大学が独自に研究開発した7種のスマート消毒設備が次々と使用され、キャンパス消毒の確実な力になっている。

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封鎖管理期間中におけるモノからヒトへの感染は、キャンパス保護の最も大きな挑戦となっている。大口物資の消毒を行う固定式設備、正確に消毒を行う移動式スマートロボット、コンパクトで発光するエレベーター消毒ライトなど、復旦大学が独自に研究開発した7種のスマート消毒設備が次々と使用され、キャンパス消毒の確実な力になっている。

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同大が15日に物体表面ウイルス消毒設備の研究開発任務を決定し、最初のスマート消毒設備が引き渡し・使用されるまでわずか7日しかかからなかった。

紫外線消毒設備の「3兄弟」は形が異なり、応用シーンも異なる。うちローラー型6面均等紫外線物体表面消毒装置は大型で、ダンボールや硬質の外装箱など屋外で使用される硬質物体の表面の消毒に適している。一方、エレベーター消毒ライト、エレベーターボタン消毒ライトの2種類はコンパクトで、エレベーター上層の空気とボタンの消毒に適している。これで「エレベーターのボタンを押す時に紙で拭く必要がなくなった」という。

この「3兄弟」には、紫外線消毒という共通の消毒方法がある。細菌などの病原微生物に紫外線を照射し、その体内のDNA構造を破壊し、死に至らしめるか繁殖能力を失わせることで、消毒・殺菌の効果を達成する。紫外線は超大規模の消毒と、エアロゾル循環消毒が可能で、二次コストが発生せず、消毒に残留物が生じないといった特徴がある。

邯鄲キャンパス東二門で20日、引き渡しされたばかりの物体表面フルカバースマート消毒装置を試験的に用いた林傑氏は、「この消毒装置は非常に実用的で、私たちの作業量が減った」と感嘆を漏らした。

研究開発チームの責任者で2019年度情報科学・工程学院博士課程在籍の張天資(ジャン・ティエンズー)氏は、「物資の大半がダンボールで包装されており、消毒水を直接噴射すると濡れやすく、また大きな浪費が生じることを考慮し、超音波霧化というプランを採用した。消毒液は10ミクロン前後のミストに霧化され、物体の表面にしっかり付着することができる。物体が消毒エリアを離れた後も、消毒剤が効果を発揮し続ける。消毒の効率を高めたほか、効果の信頼性も保証した」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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