米民主党のオハイオ州選出下院議員で、上院議員候補のティム・ライアン氏はこのほど、「中国に対抗しなければ、私たちは皆、10～15年以内にマンダリン（中国語の標準語）を話すことになるだろう」と述べた。中国のニュースサイトの観察者網が2日、米CNNの報道を引用する形で報じた。

ライアン氏は、2年前にトランプ氏に投票した有権者を取り戻すため、「経済的ポピュリスト問題」に取り組むことを計画している。その計画の中心が「対中国」だ。

ライアン氏は「これは競争だ」とし、「赤い中国共産党政府は、あらゆる領域で私たちに取って代わろうとしている。ロシアによるウクライナ侵攻も見て見ぬふりをしている。私たちがこの問題について全国的な対話をすることができないなら、私たちは皆、10～15年以内にマンダリンを話すことになるだろう」と述べた。

ライアン氏は3月末に公開した選挙運動用の広告で、民主・共和両党は党争という「愚かな戦い」に時間を無駄にするのではなく「対中国」に専心すべきだと呼び掛け、米国人労働者の失業は中国によって引き起こされたと主張した。（翻訳・編集/柳川）