中国で今年9月から小中学校で「料理」を学ぶカリキュラムスタート

人民網日本語版    2022年5月7日(土) 22時10分

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中国教育部(省)がこのほど発表した「義務教育カリキュラム案」は、「労働」を従来の総合実践活動カリキュラムから完全に独立させ、「義務教育労働カリキュラム基準(2022年版)」を制定している。

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中国教育部(省)がこのほど発表した「義務教育カリキュラム案」は、「労働」を従来の総合実践活動カリキュラムから完全に独立させ、「義務教育労働カリキュラム基準(2022年版)」を制定している。文書は、「2022年秋学期から、『労働課』が、正式に小中学校の独立したカリキュラムになる」としている。人民網が各社の報道をまとめて報じた。

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これまでの労働課の内容というと、掃除や切り絵細工、運動場の掃除などだったが、時代が発展し、推移するにつれて、その内容はどのように変化しているのだろうか?

「労働カリキュラム」とは?

義務教育の労働カリキュラムは、児童や生徒が日常生活における家事労働や生産労働、サービス関連労働に参加するよう、目的を持って、計画的に企画し、児童や生徒が手を動かして実践し、汗水流して働き、訓練を受け、意志を鍛えることで、正しい労働の価値観や優れたスキルを身に着けるようサポートすることに重きが置かれている。そして、1週間に平均1コマ以上設置するよう求められている。

「労働カリキュラム」の内容は?

労働カリキュラム内容には10項目のタスクが設置され、各タスクは複数のプログラムにより構成されている。

例えば、「家事労働」タスクは、清掃や整理整頓、料理と栄養学、家庭用器具の使用・メンテナンスの4項目のプログラムから構成されている。

「生産労働」タスクは、農業生産労働、伝統工芸制作、工業生産労働、新技術体験と応用の4項目のプログラムから構成されている。

「サービス関連労働」タスクは、現代サービス業労働、公益労働・ボランティアサービスの2項目のプログラムから構成されている。

各学校は実際の状況に合わせて、各学習段階で学ぶプログラムの数を決めることができる。

例えば、料理に関するプログラムを見てみると、以下のように設定されている。

第1学習段階(小学1‐2年生):家庭において野菜の下処理や洗い方といった簡単な炊事に参加

第2学習段階(小学3‐4年生):和え物料理の作り方や盛り付けのほか、マントウ(中国式蒸しパン)や包子(中華まんじゅう)の蒸し方、卵や水餃子の茹で方を学習

第3学習段階(小学5‐6年生):トマトと鶏卵の炒め物や目玉焼き、豚骨スープといった家庭料理2‐3種類の作り方のほか、献立作りを学習

第4学習段階(中学1-3年生):1日3食の献立作りのほか、昼食や夕食のおかず3-4種類の作り方を学習

「義務教育労働カリキュラム基準(2022年版)」は料理のほか、農業労働や家庭用器具の使用・メンテナンス、伝統工芸制作、工業生産労働、現代サービス業労働 、公益労働・ボランティアサービスといった分野の各学習段階の計画を打ち出している。この政策に、ネットユーザーからは、「スキルはいくらあっても無駄にならない」、支持や賛同するコメントが寄せられている。(編集KN)

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