アディダスなど新疆綿を使用か、英メディアが指摘―中国メディア

Record China    2022年5月9日(月) 14時20分

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7日、観察者網は、人権問題に絡んで新疆産の綿の使用を停止しているアディダスなどのブランドに、新疆産綿使用の形跡が見つかったとする英メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

2022年5月7日、中国メディアの観察者網は、人権問題に絡んで新疆産の綿の使用を停止しているアディダスなどのブランドに、新疆産綿使用の形跡が見つかったとする英メディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、英紙インディペンデントの6日付報道を引用。アディダス、プーマ、ヒューゴ・ボスなどのブランドが生産したブラウス、Tシャツから新疆産綿花の痕跡をドイツ人研究者が発見したとし、綿花には気候や地質上の条件による特徴が現れやすく、検査した製品に使われていた綿花の特徴が、新疆産綿花と酷似していたと伝えた。

記事によると、プーマの広報担当者は「新疆からいかなる綿花も調達していないことを改めて確認した。新疆地域の綿花サプライヤーとはいかなる直接的、間接的な関係も持っていない。われわれの調査で得た情報、そしてサプライチェーンで実施しているトレーサビリティー管理に基づき、新疆から綿花を調達していないと確信している」とコメントした。

また、アディダスの広報担当者も「他の国からのみ綿花を調達するとともに、各種措置を講じてサプライチェーン中の公平かつ安全な労働環境を確保している」と回答したのに対し、ヒューゴ・ボスはサプライチェーンにおける強制労働を容認しないとしつつも、新疆産綿花の使用に関しては直接的な言及をしなかったという。

記事は、新疆産綿の使用ボイコットがアパレルメーカーの業績に大きな影響を与えているとし、アディダスの2021年通期における大中華地域の販売増加幅(対前年比)が世界の販売地域中で最も低い3%にとどまったほか、プーマも22年1〜3月期の売上高が世界全体でやや増加したものの、大中華地域では前年同期比37%減と大きく落ち込んだことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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