中国は巨大な市場を有し、同輸入博のような窓口を通して、積極的に対外開放を進め、世界経済に大きな影響を及ぼしている。特に、「一帯一路」(the Belt and Road)参加国や中・東欧諸国、一部の開発途上国には、同輸入博が未曾有の商機をもたらしている。ペルーのある村に住むアルパカの工芸品の3代目職人であるママニさんは、以前は街中の露店で商品を売っており、1日のもうけはわずか十数ドルだったという。しかし、同輸入博に出展してからというもの、当初は年間1万ドル規模の注文が中国から入るようになり、今では1カ月当たり5万ドルにまで増えたという。ペルーではこうした職人が200人以上おり、安定した収入を得るようになっている。
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