Record China 2022年5月20日(金) 10時30分
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18日、環球網は、中国の空母「遼寧」の活動に対して日本がかつてないほど敏感に反応していると報じた。写真は「遼寧」。
2022年5月18日、中国メディアの環球網は、中国の空母「遼寧」の活動に対して日本がかつてないほど敏感に反応していると報じた。
記事は、日本の防衛省統合幕僚監部が1日と2日に「『遼寧』など8隻の艦艇が沖縄本島と宮古島の間の海域を南下して太平洋に入った」と発表すると、その後海上自衛隊が連日「遼寧」の動向を発表するようになり、3〜12日には10日間連続で沖縄以南の海域にて艦載機やヘリコプターの発着艦が合計延べ200回行われたことを発表し、14〜15日にも発着艦訓練が行われたことを明らかにしたと伝えた。
一方で、「遼寧」編隊の訓練について中国海軍の高秀成(ガオ・シウチョン)報道官が3日に「中国海軍の年間計画に基づく定例訓練であり、国際法や国際的な慣行に合致しており、特定の相手を想定したものでない」とコメントしたことを紹介した。
その上で、今回の「遼寧」の活動に対して日本側がかつてないほどの関心を寄せており、防衛相、統合幕僚長、海上幕僚長がそろって懸念と注視の姿勢を示したとしている。
記事は、中国の匿名軍事専門家が18日に「中国海軍空母の正常な訓練行動を大きく煽り立てていることは、日本の異常な心情を表している。まず、日本は空母や潜水艦などの攻撃力を発展させるための口実を得ようとしている。また、日米の艦艇が中国近海で長年実施してきた偵察や軍事演習など武力を見せつけるパフォーマンスを覆い隠そうとしている」と分析したことを伝えた。
また、軍事専門家の宋忠平(ソン・ジョンピン)氏が「自衛隊が『遼寧』を24時間追跡し続けている『成果』をアピールしている。日本は『遼寧』に対し大いに注視すると同時に強い懸念を示している。長年空母を持つことを望んできたのに、後からやってきた中国に先を越されて優位性を失った日本の心理は非常に複雑だ」と解説するとともに、「遼寧」が日本からの監視を常に受けながらもひるむことなく半月間訓練を実施したことからは中国海軍の自信が見て取れるとの見解も示したことを紹介した。(翻訳・編集/川尻)
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